Copyright(C) 1994 Terumasa KODAKA , Takeshi KONO ■サウンドBIOS o サウンドBIOS(INT D2h)のベクタアドレスは、起動時には設定されていない。 サウンドBIOSを使用する前に、あらかじめINT D2hのベクタアドレスを設定して おく必要がある。 サウンドBIOSのROMのセグメントがCC00hのとき、CEE0:0000hからベクタ アドレスに関する情報が格納されている。 ----------+------------+------------------------------ アドレス |値 |意味 ----------+------------+------------------------------ CEE0:0000h|01h |エントリ数 CEE0:0001h|00h |未使用 CEE0:0002h|00h |未使用 CEE0:0003h|00h |未使用 CEE0:0004h|D2h |ベクタ番号 CEE0:0005h|00h |未使用 CEE0:0006h|OFFSET(WORD)|サウンドBIOSエントリオフセット ----------+------------+------------------------------ * サウンドBIOSのエントリアドレスのセグメント値はCEE0h o サウンドBIOSのROMアドレスは変更できる(デフォルトCC000h)。 o サウンドBIOSのベクタ番号はINT D2hである必要はないが、N88-BASIC インタプリタではINT D2hをサウンドBIOSのベクタ番号として使用している。 INT D2h - Function 00h 分類 サウンド BIOS 名前 サウンドBIOSの初期化[INITIALIZE] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=00h ES=サウンドBIOS作業域セグメントベース 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 関連 0000:05E0h INT D2h - Function 01h 分類 サウンド BIOS 名前 演奏の開始[PLAY] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=01h ES:BX=パラメータリストの先頭アドレス 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 関連 INT D2h - Function 02h 分類 サウンド BIOS 名前 演奏の終了[CLEAR] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=02h AL=処理指定 00h:演奏を中止し、バッファを初期化 01h:演奏を中止し、バッファと共通制御情報域を初期化 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 関連 INT D2h - Function 10h 分類 サウンド BIOS 名前 OPNレジスタの読み出し[READ REG] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=10h AL=レジスタ番号 出力 BH=00h BL=レジスタの内容 解説 o テクニカルデータブックを参照 関連 INT D2h - Function 11h 分類 サウンド BIOS 名前 OPNレジスタの書き込み[WRITE REG] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=11h AL=レジスタ番号 BL=設定値 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 o ディレイド機能フォーマット 第1バイト=81h 第2バイト=レジスタ番号 第3バイト=設定値 関連 INT D2h - Function 12h 分類 サウンド BIOS 名前 G/S値の設定[SET TOUCH] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=12h AL=チャネル指定(00〜05h=CH1〜CH6) BL=G/S値(00〜07h=1/8 〜 8/8) 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 o ディレイド機能フォーマット 第1バイト=82h 第2バイト=G/S設定値 関連 INT D2h - Function 13h 分類 サウンド BIOS 名前 音程,音長の設定[NOTE] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=13h AL=チャネル指定(00〜05h=CH1〜CH6) BH=Key No.(00〜60h=キーナンバ0〜96, 80h:休符) BL=音長(00h:既定値, 01〜FFh:音長) 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 o ディレイド機能フォーマット 第1バイト=Key No. 第2バイト=音長 関連 INT D2h - Function 14h 分類 サウンド BIOS 名前 音長既定値の設定[SET LENGTH] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=14h AL=チャネル指定(00〜05h=CH1〜CH6) BL=音長 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 o ディレイド機能フォーマット 第1バイト=83h 第2バイト=音長(01〜FFh) 関連 INT D2h - Function 15h 分類 サウンド BIOS 名前 テンポの設定[SET TEMPO] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=15h BL=テンポ数(01〜FFh…四分音符/分単位) 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 o ディレイド機能フォーマット 第1バイト=84h 第2バイト=テンポ数 関連 INT D2h - Function 16h 分類 サウンド BIOS 名前 すべてのパラメータの書き込み[SET PARA BLOCK] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=16h AL=チャネル指定(00〜05h=CH1〜CH6) ES:BX=設定パラメータブロックの先頭アドレス DL=パラメータブロックの形式 00h:WORD 01h:BYTE 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 o ディレイド機能フォーマット 第1バイト=85h 第2バイト=パラメータブロックの形式 00h:WORD 01h:BYTE 第3,4バイト=設定パラメータブロック開始オフセット 第5,6バイト=設定パラメータブロック開始セグメント 関連 INT D2h - Function 17h 分類 サウンド BIOS 名前 パラメータの読み出し[READ PARA] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=17h AL=チャネル指定(00〜05h=CH1〜CH6) BL=パラメータ番号(00〜31h=パラメータNo.0〜49) 出力 BX=設定されている値 解説 o テクニカルデータブックを参照 関連 INT D2h - Function 18h 分類 サウンド BIOS 名前 パラメータの書き込み[WRITE PARA] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=18h AL=チャネル指定(00〜05h=CH1〜CH6) BL=パラメータ番号(00〜31h=パラメータNo.0〜49) DX=設定値 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 o ディレイド機能フォーマット 第1バイト=86h 第2バイト=パラメータ番号 第3,4バイト=設定値 関連 INT D2h - Function 19h 分類 サウンド BIOS 名前 演奏の一時停止[ALL STOP] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=19h 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 関連 INT D2h - Function 1Ah 分類 サウンド BIOS 名前 演奏の再開[CONT PLAY] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=1Ah 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 関連 INT D2h - Function 1Bh 分類 サウンド BIOS 名前 LFO 効果の ON[MODU ON] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=1Bh AL=チャネル指定(00〜05h=CH1〜CH6) 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 o ディレイド機能フォーマット 第1バイト=87h 関連 INT D2h - Function 1Ch 分類 サウンド BIOS 名前 LFO 効果の OFF[MODU OFF] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=1Ch AL=チャネル指定(00〜05h=CH1〜CH6) 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 o ディレイド機能フォーマット 第1バイト=88h 関連 INT D2h - Function 1Dh 分類 サウンド BIOS 名前 割り込み条件の設定[SET INT COND] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=1Dh AL=チャネル指定(00〜05h=CH1〜CH6) ES:BX=割り込みルーチンのエントリ DX=有効バッファ長 bit 15:割り込み(0:Disable,1:Enable) bit 14〜0:有効バッファ長 出力 なし 解説 u テクニカルデータブックでは、CXに有効バッファ長をセットするように 記述されているが、DXが正しい。 o テクニカルデータブックを参照 関連 INT D2h - Function 1Eh 分類 サウンド BIOS 名前 発音状態の維持[HOLD STATE] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=1Eh AL=チャネル指定(00〜05h=CH1〜CH6) BL=維持する長さ(00h:既定値, 01〜FFh:音長) 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 o ディレイド機能フォーマット 第1バイト=89h 第2バイト=維持する長さ 関連 INT D2h - Function 1Fh 分類 サウンド BIOS 名前 FM音源の音量の設定[SET VOLUME] 対象 PC-9801-26搭載相当BIOS 入力 AH=1Fh AL=チャネル指定(00〜02h=CH1〜CH3) BL=設定値(00〜7Fh=最小〜最大) 出力 なし 解説 o テクニカルデータブックを参照 o ディレイド機能フォーマット 第1バイト=8Ah 第2バイト=設定値 関連